キングヘイロー 勝負服Ver.

ふんっ。この一流のキングを購入する権利をあなたにあげるわ。

すみません。嘘です。買ってください。

 

TFO5にて、ウマ娘プリティダービーよりキングヘイロー勝負服Ver.の登場です。

なんと彼女、当ディーラー初の複数個販売での開幕即完売(所要時間25分)を達成した記念すべき作品で、冒頭の利くかどうか分からない煽り文句(キング談)を垂れていた割には、トレーナーである私は商品価格は安すぎるわ(7,000円。一昔前の1/8スケールの値段ですね)、販売数の予測も立てられないわで二流の烙印なのですが、彼女はこのままの価格で今後も販売していきますので、よろしくお願いいたします。

さて、このキングヘイローという素材。ゲームを始めた最初からとても魅力的で、ルックスだけで気に入って育ててたわけですが、育てるのは難しいしストーリーはアツいし、実在したキングを知りたくなってからいろいろ情報収集してるうちに、これまた深い感銘を受けてしまって、こうやってウマ娘フィギュア(商品はガレージキットですが)第一弾として作ろうとなったわけです。

なので、これを作るにあたって、実際のキングの写真をWebから漁って、肩回りのパーツの意味から勝負服のカラーリングの意味まで調べて、ああそういうことかと、納得しながら造形してましたよ。まあ、今回も出来上がりまでヒヤヒヤでしたが、割と原作(原画とは言っていない)を再現できているのではないかと自画自賛ですが、考えています。

本当はこの作品から通常のレジン素材で販売したいなぁと漠然と思ってたんですが、髪の毛の作りこみをしてるうちに、あれっ、これ(シリコン型から)抜けないやつだ。と悟ってしまい、その後は何も考えず好き勝手、忠実にやってしまってます。

上記の商品見本画像で、ちょっと上着とスカートの隙間が空いて浮いてしまってますが、商品に封入したパーツはきれいに上着がスカートに沿うように出力しなおしていますのでご安心ください。気になりますよね。。

あと、耳の縫い目ですが、造形はしてるのですが、このスケールだと3D出力に表れてこないみたいで(滝汗。購入者様のほうで好きに料理なさってください。という、スタンスに落ち着けました。

あとあと、シャドーロールが垂れていますが、固めるまで時間がなくて治具を抜いちゃったからですね。ワンピースのスカイブルーが見えるともっとかっこいいのですが、商品見本は失敗です。商品は再現可能なので購入者様でうまく再現してください。ここ、この商品の最大の難所です。

あと、上着のベルト(KとHの金具付き)ですが、商品には少し大きくしたベルトが添付されています。

商品見本を作るまで気づかなくて、商品では改めているところです。

上の画像、袖の金具の取付け位置が実は原作と違います。原作は正面重視で袖の正面側についていると思うのですが、フィギュアは好きな角度で見ることができるため、あえて側面に取り付けています。

あと、上着のフリフリ、ありえないぐらい隙間が狭いところありますが、この辺は先に筆塗りである程度塗ってから、エアブラシを使うか、非常に薄く細吹きで何度も塗るかしてください。私は後者の方でやりました。このやり方は、髪の毛、尻尾にも当てはまります。複製が必要ないので、狭く入り組んでいるところがあります。

そして、この作品、メンコ部分や細いラインがいっぱいあって塗分けが大変です。失敗してもめげずに、明るい色から暗い色に塗っていくとよいです。いつかは終わりますよ。

白いラインはギリギリか太めにはみ出すように塗ってから、はみ出した部分を暗い色でリタッチする。

メンコの丸は大きめに下地の白を液体マスキングして、地の部分だけグリーンでリタッチする。

地の色が隠蔽性が高い色なので、1回のリタッチできれいにラインが完成します。(説明書にカラーレシピ付き。混色数は多いのでそれなりにカラー購入の必要ありますが・・・)

いずれも凸ガイドなので塗りにくいですが、出来上がりは凹ガイドより良いと思います。

なお、黒いラインは凹ガイドです。

いや、キングを作ってよかった。この背中がキングのすべてを物語っているように思えてならないです。

そして、表に向ければキングが普通に笑顔でいてくれていると。。

 

それでは、原型製作者として、キングヘイローを末永く飾っていただけることを願っております。

 

商品スペック

・1/7スケール

・高さ21cm

・パーツ数:40パーツ(白目も印刷されたアイデカール含む。MD-5500による自家製)

・商品価格7,000円(TFO5,TFO6まで)。TFO8、WF2022Summer以降は9,000円となります。すみません。

・光硬化レジン製(3Dプリンタ出力品)

大きいK/Hベルトを装着したキングヘイロー。TFO5販売商品から添付されていたにもかかわらず、画像を撮影できてませんでした。こちらが、本来の商品見本画像になります。