加藤恵 ヒロイン服Ver.

ワンフェス2019Summerに出展した 冴えない彼女の育てかた(TVアニメ版)より 加藤恵 ヒロイン服Ver.です。

この作品は素体を粘土造型、その後はスキャナ取り込みしてzBrushで仕上げています。

加藤恵 正面画像

ヒロイン服を作ってみての感想ですが、一番に悩んだのはやっぱり首回りのパーツ分割でしたね。ここは最初からわかっていたのですが、襟を開くだけでこんなに悩むのか、というくらい悩み、結論として襟を後ろで左右に分割する手法を取っています。ほかには頭や首を差し込む方法もあるのですが、継ぎ目が見えたりしてちょっと抵抗がありました。

加藤恵 正面2
私の勝手な思い込みかも知れませんが、彼女ってあまり笑わない気がしていて、それがそのまま造型にも現れてしまっているような

そして、最大の難所はやっぱり、ベレー帽をいかに親指と人差し指で掴むかというところでしょうね。ここの部分だけでベレー帽の造型を3回はやり直しましたが、展示のサンプルもちょっとずれてますね。

ここは首と胴体の接着も大いに関係するので、入念な下準備が必要です。3体作り直した傾向としては、頭部が左に傾く癖があるのか、左手に余裕がないので、首の角度を右に少し振るだけでかなり収まりが良くなるでしょう。

マニュアルは、しつこいぐらいに調整するように書かれていますが、ブラッシュアップ後の商品版はそれほどシビアに考えなくても大丈夫です。ただ、各部のパーツ合わせだけは塗装前にご確認をお願いします。

ヒロイン服 斜め後ろより
足は意図的に少しボテッとした造型にしています。英梨々や先輩に遠慮してなのですが、購入された方は気にせず、足首を引き締めるだけで大分変わるはずです。
分かりやすいように襟の分割はそのままにしてありますが、実際は接着後、瞬着で溝埋め、塗装して判らなくするのがよいですね。髪の毛で隠すと彼女じゃなくなるので。

さて、前回と今回、加藤恵を2作品連続で作製したのですが、次回も彼女を作ろうとしていて、六天馬モールで初めて倫也とデートをしたあの衣装をオリジナルポーズで表現したいなと考えています。彼女は表情に乏しいですが、いろいろな仕草があって、髪型も違うし、難しいですが、つくりがいがあります。